ラーメンの“料理の式”とその式を変形した料理
前回のエントリーの続き。
料理の式の例として、“ラーメンの式“とその式の変形による応用を一つ。
どのレベルまで式で表すかにもよりますが、ラーメンをざっくりと表すと次にような式になります。
(S1/W)σ(S2+S3+S4+S5+S6)
(麺 分散 スープ)重層(チャーシュー 併存 メンマ 併存 なると 併存 ネギ 併存 卵)
S1:麺、S2:チャーシュー、S3:メンマ、S4:なると、S5:ネギ、S6:卵、W:スープ
この式の要素(食材)は基本そのままに、次のように変形したとします。
{(S2+S3+S4+S5+S6)/W}⊃S1
{((チャーシュー 併存 メンマ 併存 なると 併存 ネギ 併存 卵)/スープ}抱合 小麦粉
S1:小麦粉、S2:チャーシュー、S3:メンマ、S4:なると、S5:ネギ、S6:卵、W:スープ
この変形ラーメンの式の料理を実際、作ってみるとこんな感じになります。
まず、具材を小さめにカットします。
スープとゼラチンを一緒にお湯で溶かし、
小さな容器内に具材と一緒に合わせて、冷蔵庫で冷やします。
固まった“ゼリー”を、
小麦粉に水を入れてこねた生地で包みます。これを蒸すと、
「ラーメン小籠包」が出来上がり!
このように、料理の式を変形したり、食材を変えたりすれば、新しい料理が生まれる可能性があります。
材料をより細かく(本当に分子レベルまで)見ていくとさらに式は複雑になります。料理の式は、「料理の骨格」を考えるのにいい道具になるかもしれません。