キッチンは自然界への魔法の扉。生き方を変えたいのなら、料理をしよう。
私たちが料理する時間は年々減り続けているといわれています。私自身の食生活を振り返っても、強く感じます。
しかしその一方で、テレビなどのメディアには料理に関する情報があふれ、人々の料理への情熱は全く衰えを知らず、むしろ増強されているようにも感じます。
最近読んだ「人間は料理をする」の序論に次のような文がありました。
料理番組や料理本が人気なのは、わたしたちが、料理から遠ざかったことによる喪失感をそれらで埋めようとしているからなのかもしれない。自分には料理をする時間やエネルギーを(そして、知識)はないと思っていても、料理が日々の暮らしから消えるのは耐えられないのだ。
本の著者は、カリフォルニア大学バークレー校のマイケル・ポーラン教授。有名な「雑食動物のジレンマ」を書かれた方です。
ここ最近、料理について似たような思いを巡らしていたこともあり、上下巻からなる「人間は料理をする」の本には、たちまち線が引かれていきました。
読後、キッチンに猛烈に立ちたくなる本です。本の帯のコピーもいいですね。

- 作者: マイケル・ポーラン,ラッセル秀子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/10/23
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