「昆虫食」実践!@基礎ゼミ
このブログで何度も出てきていますが、所属大学の初年次教育に「基礎ゼミ」という、週1回、各教員のもとで行う少人数教育があります。
先月、その基礎ゼミが終わりましたが、今年は女性4名、男性1名の配属でした。
基礎ゼミの初回で、「最近読んだ印象的な本をわかりやすく周りの人に紹介して下さい」という課題を出したところ、私も流れで最近読んだ本を何冊か紹介することになり、このブログでも取り上げた「昆虫食入門」の本の話などをしました。
意外なことに、昆虫食に興味を抱いたようで、特に女子学生たちは「虫、食べてみたーい」というではないですか。
全国唯一の食産業学部であり、「食」を冠に持つ学部ですので、食への興味はただならぬものがあります。
大学に入学し、広く興味を持つこと、そして何事も“チャレンジ”することはとても大事なことです。ということで、身を持って「昆虫食」を実践してもらうことにしました。
昆虫食の初級中の初級である、「いなごの佃煮」と「はちのこ」をAmazonで購入しました。
新聞を広げて出てきた「いなごたち」は、学生からの写真攻めに。↓
「いなごの佃煮」は食経験があった学生が多かったようですが、はちのこはみんな初めてだったようです。
いやー、うちの学生たち、虫を食べる食べる!
蜂の子はやや苦手のようでしたが、いなごの佃煮はじっくりと観察しながら、ぱくついていました。心理的な「抵抗」は私が思ったよりはないようです。
ただ食べるだけでは単なる試食会ですので、「今後、昆虫食の需要を伸ばすためにはどうしたら良いか」というテーマで学生間でブレインストーミングをしてもらいました。
「粉にして調味料にする」、「昆虫食のイメージアップ戦略を練る」などの意見ありました。最後「一案だけに絞って」と指定して議論させたところ、学生案では「昆虫食の新たな健康機能を見つけ出す」という結論に至りました。
はちのこだけでなく、ブレストするのも初めての学生が多かったようです。
ただいま、前期の定期試験の真っ最中。試験が終われば、一年生にとって初めての大学の長い夏休みに突入です。夏休み中、昆虫食に限らず、いろいろな食経験値をアップさせてほしいものです。