はちみつジャムを食べながら考える「大学ブランド食品」の役割
先週、玉川大学の知り合いの先生から突然荷物が届きました。
開けてみると、こんな商品が!
まず、「はちみつカレー」と「はちみつハヤシ」、それぞれ2食分。
裏のラベルには、「監修:玉川大学農学部生産加工室」の文字。
そして「はちみつジャム」は、ブルーベリーとあまおういちごの2種類。原料は、はちみつとブルーベリー、はちみつといちごだけで作るというこだわりです。
玉川大学は、玉川大学みつばち科学研究センターがあることでもわかるように、ミツバチ研究のメッカとしてとても有名です。
はちみつを生かしたこんな素敵な「大学ブランド食品」があるとは、同じ大学人としてうらやましい限りです。
はちみつカレーとはちみつブルーベリージャムを早速頂きましたが、どちらもおいしかったです。とくに、はちみつブルーベリージャムは、ブルーベリーとはちみつの味が同時に“やってくる”という、初めて体験する味でした。
思わず、玉川大学の購買部Webを見てみると、これまた魅力的な玉川ブランド商品がオンラインで売られていました。
玉川学園前駅の「Campus Store」もリニューアルしたようで、いいなぁ。
大学ブランド食品は、すっかり恒例となった高島屋の「大学は美味しい!!」フェアで一気に有名になりました。
私の前の職場の北里大学のブランド食品、「北里八雲牛」の商品は、100%自給飼料で育てた牛肉を使っており、フェアではいつも人気商品です。
大学ブランド食品は、その販売において、大学のブランドやカラーも大切ですが、開発までのミッションやパッションなどの情報が普通の食品より大切で、それが大いに“売り”になるでしょう。
大学ブランド商品に接すると、市場に普通に出ている商品よりも、開発までの「ストーリー」を積極的に知りたいという気持ちが大きくなると思います。
大学は、大学ブランド商品の販売で大学の経営を支えたいと思っているわけではなく、大学のPRや大学の研究成果のアウトプットの一環して発売していることでしょう。その中でも、身近な食品は、多くの方に注目を持ってもらえる対象です。
大学ブランド食品は、その開発物語、その背景にあるサイエンス、そして研究者の熱意などを多くの消費者の方に感じてもらえる最強の「食育ツール」なのかもしれません。
多くの大学で大学ブランド商品が開発されていますが、長く生き残るのは、大学の理念と同じで、しっかりとしたビジョンやバックグラウンドを持っている大学ブランド食品でしょうね、きっと。
“はちみつシリーズ”を送ってくれた、W先生、どうもありがとうございました!!