「金融危機後」の世界の食事情
最近、毎月購入している雑誌「クーリエジャポン」ですが、今月号は「食」の特集していました。表紙には、『世界の「食欲」大研究 金融危機でも人は食べずにいられない!』というタイトルの下に、おいしそうなドーナッツの写真があり、「これから、ドーナっちゃうの?」という残念なオヤジギャグが添えられています。
![COURRiER Japon ( クーリエ ジャポン ) 2009年 04月号 [雑誌] COURRiER Japon ( クーリエ ジャポン ) 2009年 04月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xDadJq9RL._SL160_.jpg)
COURRiER Japon ( クーリエ ジャポン ) 2009年 04月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/03/10
- メディア: 雑誌
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目次を抜粋すると、以下の通りです。
Part 1|不景気で「食ビジネス」はこう変わった!
- 金融危機でも業績は絶好調マクドナルドはなぜ売れる?
- 2700万人が喜ぶメニューを作れ! マクドナルド「地上最強のシェフ」
- 高級よりも〝お手頃〞がいいスタバが選んだ「低価格路線」
- 料理界の帝王が語る〝金融危機メニュー〞
- 「ランチにお金はかけたくない」不景気でグルメ大国はどう変わる?
Part 2|グローバリゼーションで激変した「食の現場」
- 〝珍味〞から不可欠なスパイスへ世界を巻き込む唐辛子ブーム
- 食のグローバル化はここまで来た! 「インド産モッツァレラ」の衝撃
- カカオ生産で第3位なのに…インドネシアのチョコが危ない
- スシ・ヤキトリはもうたくさん!〝和食ヌーヴェル・ヴァーグ〞
- ニッポンの「UMAMI」が星つきシェフを唸らせる
Part 3|「食の未来」はバラ色か、それとも…?
- すでに食卓に出回っている!?〝クローン・ステーキ〞
- コメの遺伝子組み換え、許せる? 許せない?
- 〝分子調理法〞は料理の未来をどう変えるのか?
- Dietary Life in the Future そして、地球の食欲はどこへ行く?
気になるタイトルが多かったので、ちょっと期待して読んだのですが、特にこれといって面白い記事や目新しい記事はありませんでした…。記事の充実度は、経済誌以上、専門料理誌以下といった内容で、私にとってはタマネギを入れ忘れたカレーのような物足りなささを感じました。
クリーエは世界各国の寄せ集めの記事で成り立っているので、専門外の内容をざっとなぞる感じで見るにはとてもいい雑誌ですが、「おおっ」と思わせる記事や、「うーん」とうならせる記事にはあまり出会えないのが正直なところです。
ただ、今月号で一つだけ心に引っかかった記事がありました。つづく。