夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

食の安全安心

食の安全のコストは誰が払うのか?

今日の日経新聞に「食の安全 揺れる企業—膨らむコスト、負担どこまで」という記事がありました。「国産」と「安さ」を両方求める消費者に企業が疲弊している様子が書かれていました。 食の安全には手間もお金もかかります。生産者の方から研究室によく食品の…

オバマ大統領就任演説からみる食品安全対策

二十日、オバマ大統領の就任演説が行われました。これまでの選挙戦で支持者を熱狂させてきたオバマ氏の演説ですが、200万人近くを集めた首都ワシントンD.C.での演説はこれまでとはトーンが違っていたようです。人々を興奮させていた「希望」「変革」とい…

クローン牛に不安を抱くのはなぜか?

<クローン牛>「一般と同様に安全」食品安全委作業部会 1月19日20時57分配信 毎日新聞 体細胞クローン技術を使って生まれた牛や豚とその子孫について、食品としての安全性を検討していた国の食品安全委員会の作業部会(座長・早川尭夫近畿大薬学総合研究所…

「もったいない」と「食の安全」は両立するのか?

アメリカのレストランでは、食べ残った食品を持ち帰るための容器を置いているところは普通ですが、日本で残り物の持ち帰りをOKする店はまだ多くはないでしょう。食中毒など衛生上の問題をレストラン側が心配するからです。 以前、私の講義で学生に次のような…

もちのリスクとこんにゃくゼリーのリスク

毎年、正月期間に必ず次のような悲しいニュースを目にすることになります。 もちをのどに詰まらせ3人死亡 東京と埼玉で 元日から2日にかけて、もちをのどに詰まらせて病院に搬送される人が相次ぎ、東京都と埼玉県で計3人が死亡した。 都内では男女19人…