食と震災
昨日、舛添東京都知事の記者会見において「自然災害に備えた自宅での備蓄について〜都民の備蓄推進プロジェクト〜」が公表されました。 <a href="http://www.bousai.metro.tokyo.jp/1001855/1001884/1001890.html" data-mce-href="http://www.bousai.metr…
東日本大震災から4年。3.11後の混乱期に大学に入学してきた新入生が、来週卒業式を迎えます。あの年の講義開始は1ヶ月遅れ、入学式は約半年後の9月末でした。 絶望と希望は表と裏 人が絶望の淵に立たされた時、そこから生きていくためには、希望が必要…
管理栄養士、食育指導士、防災食アドバイザーの今泉マユ子さんと共著で『「もしも」に備える食 災害時でも、いつもの食事を』という本を出すことになりました。 「もしも」に備える食 災害時でも、いつもの食事を 作者: 石川伸一,今泉マユ子 出版社/メーカー…
清流出版さんの月刊誌「清流」の10月号において、「震災食」に関する記事を特別企画として取り上げて頂きました。 事前に研究室までお越しいただいて、大変丁寧に取材して頂きました。雑誌全体を拝見しても、多くの方に丹念に取材し、誠実に作られている雑誌…
昨日とおととい、仙台市消防局に行ってきました。 仙台市危機管理室減災推進課が主催する「地域地震防災アドバイザー研修会」で講演するためです。「大震災を生き抜くための食事学」という本を出していたこともあり、「震災と食」に関する講話の依頼を頂いて…
災害時の食事について聞かれることがよくあります。先日もある方とそんな話になりました。「どんなものを、どれだけ準備したらいいですか?」といった質問です。 具体的な食品の種類を尋ねられ、毎回、お話していく過程で感じるのは、「何を準備すれば、私の…
先日、研究室で「芋煮会」をしました。 芋煮会とは、東北(青森を除く)で、河川敷などで里芋などを大鍋で煮て食べるという“縄文ライク”な秋の行事のことです。 とくに芋煮会が盛んな土地に住む山形人や宮城人にとっては、春の花見と同じぐらいのビッグイベ…
本日、石巻専修大学で行われたNKHの「公開復興サポート 明日へ in石巻」で『「東北発☆未来食堂」特別授業〜大震災を生き抜く“食”のチカラ〜』という講演を行ってきました。
生きのびたい
読売新聞の「くらし・家庭面」に掲載されている「今どきのお菓子」というシリーズ。 本日の朝刊で「震災後 備蓄用で注目」というタイトルの記事が載りました。 事前に取材を受け、私のコメントが掲載されました。 「災害時のお菓子の役割」について興味ある…
先週“ノックダウン”された風邪から回復し、日々のご飯のおいしさを噛み締めています。 分子生物学の分野に、遺伝子の「ノックダウン」と「ノックアウト」という実験技術があります。 ノックダウンは、遺伝子の量(転写量)を減らす技術で、一方、ノックアウ…
先週、東大での第一回タマゴシンポジウムの後、すぐ移動して新幹線に乗り、京都へ向かいました。 次の日、京都大学のグローバル生存学大学院連携プログラムの「生存基盤食料学」という大学院講義の一コマを担当するためです。 私は、その講義の中で「震災と…
東日本大震災から丸2年。多くの人が手を合わせる姿を見、声を聞きました。 このブログで書きたいことはたくさんありますが、色々な感情が錯綜しましたので今はやめておきます。 代わりに、独立行政法人の農畜産業振興機構さんが発行している「砂糖類・でん…
3.11東日本大震災からもうすぐ2年。またあの時を振り返る機会が多くなりました。 電気・ガス・水道などのライフラインが断たれた東日本大震災の後、私の唯一の情報源は「ラジオ」でした。スマホを持っていましたが、電池はあっという間に切れ、電源探しに一…
NHKのウェブサイト*1より。 たのしくそなえるラジオのじかん 〜なかいち防災ステーション〜NHK秋田放送局とエフエム秋田、ABS秋田放送では、3局共同で次のとおりラジオ公開生放送を実施します。この催しは、東日本大震災の教訓をもとに、災害のとき誰…
最近、日本のあちこちで地震活動が活発化しており、漠然とした不安を抱えている方が多いのではないかと思います。 先週の2月2日の土曜日、「震災と食」に関する東京都北区主催の講演を行ってきました。場所は、王子駅近くの「北とぴあ ペガサスホール」にて…
「おしどりミルクケーキ」というお菓子をご存知でしょうか。 パリパリっとした食感が特徴の板状のミルク菓子です。パッケージはこちら。↓ パッケージを見て「あっ、見たことある!」と思った方もいるのではないでしょうか。 山形県の高畠町にある日本製乳株…
東日本大震災から1年6ヶ月経った、おとといの9/11付の日本農業新聞に記事が掲載されました。 「備える、生かす 次の災害のために」というタイトルで、いつ、どこで発生するか分からない次の災害のために、どのように食を備え、どう活用したらいいのかにつ…
防災の日の前の8月30日に、NHK首都圏ネットワーク(午後6:10〜7:00)に出演させていただいたことは、前のブログに書きました。 その放送の内容が、本日のNHKさんの「NHK生活情報ブログ」に掲載されました。 2012年09月07日 (金) 災害時の食の備えこの時期、…
先週の防災の日の9/1(土)、私の出身地である福島の地方紙「福島民報」の1面コラム「あぶくま抄」に、私の拙著「大震災を生き抜くための食事学」のことを掲載していただきました。 福島民報社さんのWebに、そのコラムの全文が載っています。 あぶくま抄(…
今週、日本食品科学工学会での発表で、札幌にきています。 昨日のシンポジウムのひとつに【防災フォーラム】「東日本大震災に学ぶ大災害時の “食” と健康」―二次災害としての健康被害を防ぐために―というのがあり、聞いてきました。 モヤモヤしたものを含め…
防災の日を前に、昨日8月30日にNHKの首都圏ネットワークに出演しました。 首都圏ネットワーク番組Memoより http://www.nhk.or.jp/shutoken/net/memo.html 8月30日 (木) ■ 暮らしなっとく「災害に備えた食糧の備蓄」 ◇災害時に役立つ食品についてアドバイス…
明日の防災の日(9/1)を前に、本日8/31の読売新聞朝刊で、私の拙著「大震災を生き抜くための食事学」で紹介した「常備蓄」に関する話題を掲載していただきました。 くらし面の減災生活 食事編 「中」というシリーズで、記事タイトルは、食べたら補充「常備…
先日、浄土宗の東京教区寺庭婦人会様からご依頼で、「震災食」に関する講演を行ってきました。場所は、浄土宗大本山の「増上寺」にて。増上寺は、徳川将軍家の菩提寺として有名ですね。 増上寺の総門を指すという地下鉄「大門」駅から、歩いて向かいました。…
勤務先の宮城大学は、宮城県が設立した公立大学です。学部は、看護学部、事業構想学部、食産業学部の3学部があり、それぞれ地域ニーズにマッチした教育が行われています。 毎年、新入生の1年生には「基礎ゼミ」という大学教育の導入科目があります。基本は…
昨日の午前に、宮城県中部にある大衡村(おおひらむら)で講演させていただきました。 私が3月に上梓した「大震災を生き抜くための食事学」という本を大衡村の保健福祉課の方が読んでくださり、ありがたいことに今回お声をかけていただきました。 講演は、…
本日の午前8:25〜8:57のNHK総合テレビ「サキどり↗」*1に出演しました。 「来て!見て!そして忘れないで 震災の記憶」*2というテーマで、被災地でのツアーや震災時の食事に関する内容でした。 私のこれまでのブログでも何度も触れてきた仙台ひと・ま…
前回のつづき。 プロローグで始まった「料理を“ワッフル化”する」の一連のブログ。このエピローグで締めたいと思います。 電気店に残された「たこ焼き器」 3.11東日本大震災で被災し、ライフラインが断たれた後の話から。 ライフライン途絶後、私の家は電気…
今朝、新幹線で仙台から東京、そして千葉県市川市へ。 市川にある財団法人飯島記念食品科学振興財団様の平成23年度学術研究助成金贈呈式に出席してきました。 飯島記念食品科学振興財団は、山崎製パン株式会社創業者飯島藤十郎様が主たる基本財産を出捐し、…
おとといの4/4は、勤務先の入学式でした。 新年度になり、新入生や新社会人の方は、新しい学校や職場で“新鮮な緊張感”に包まれていることでしょう。 ところで、東日本大震災では、首都圏で約515万人の「帰宅困難者」が発生しました。首都直下型地震では、…