夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

「ターミナル・メシ」で国の食欲を探る

 お盆で民族大移動のこの時期、私も昨日は実家に墓参りに行きました。高速の渋滞に見事はまりました。

 今、帰省や旅行などで空港や駅にいて、そこで食事を取られている方も多いことでしょう。
 空港とくに国際空港内での食事は、その国の現代の食文化を表す象徴のような気がします。
 去年立ち寄ったミュンヘン空港にビールの醸造所があったのはさすがドイツと思いました。
 私の場合は、海外から帰った後はやはり日本人のソウルフードであるごはんもの、特に寿司が食べたくなりますね。
 30代の時に海外に研究留学した際も、日本を出発する前の一週間ぐらいはほぼ毎日毎食寿司を食べていました。そして出国直前も空港で締めの寿司を食べました。もう、致死量ってくらいに。
 寿司好きは自分に深く刻まれていると思います。
 海外に行った際も、空港内で寿司を見かけたら食べるようにしています。「海外のsushiを喰らう」という企画で、長年一人でシリーズ化しています。
 今までのおいしい空港寿司(もちろん日本を除く)のベストはバンクーバー空港、ワーストはマンチェスター空港ですね。
 自国とは違う食文化に触れる前、さらに触れた後に食べたくなるものに、その人、その国の食嗜好の源泉があると感じます。その欲求の一端は、空港メシ、ターミナルメシから垣間見ることができるでしょう。
 ということで、今、成田空港に来ています。
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もうすぐ搭乗です。