夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

『グミケーキ』のトラウマ

 米原万里さんの「旅行者の朝食」を読んでいたら、『トルコ蜜飴』という単語が出てきて、おもわず心が乱されました。

 「なんておいしそうな名前なんだ。どんな色や形をしているのかわからないが、食べてみたい!」

 そんな感覚にさせてくれる、おいしいネーミングってあるものです。今一定の熱量で続いているパンケーキ・ブームも、昔ながらのホットケーキの名ではここまで続かなかったかもしれません。

 私は昔からグミ好きで、「コーラアップ」から始まったグミ愛好家の道は、ハリボー HARIBOによってより確かなものになりました。グミ聞くだけでグググッと前のめりになります。まぁ昔、こんなこともしてましたね。
 以前、誕生日に妻に『グミケーキ』なるものを作ってもらいました。「グミのケーキを食べられたら幸せだわ」ということを誕生日前に入念に言っていたのを感じ取ってくれたのでしょう。

f:id:yashoku:20140707214906j:plain

 直径20センチぐらいのパイ皿に大量のグミを溶かし入れて作ったグミケーキ。結局全部食べきれず、胃袋とココロに大きなダメージが残ったのでした

 その後2年ほど全くグミを食べることができなかった、というまぁなんともしょうもない話でした。

旅行者の朝食 (文春文庫)

旅行者の朝食 (文春文庫)