夜食日記

食品研究者が夜中に「食」についてつらつら綴る日記。専門は、分子レベルの「食品学」「調理学」「栄養学」。「クックパッド食みらい研究所」特別研究員。分子料理・分子調理ラボ(www.molecular-cooking-lab.net)を主宰しています。食ほど体と心に影響を及ぼすものはないと思いませんか。

キッチンは自然界への魔法の扉。生き方を変えたいのなら、料理をしよう。

 私たちが料理する時間は年々減り続けているといわれています。私自身の食生活を振り返っても、強く感じます。

 しかしその一方で、テレビなどのメディアには料理に関する情報があふれ、人々の料理への情熱は全く衰えを知らず、むしろ増強されているようにも感じます。

 最近読んだ「人間は料理をする」の序論に次のような文がありました。

 料理番組や料理本が人気なのは、わたしたちが、料理から遠ざかったことによる喪失感をそれらで埋めようとしているからなのかもしれない。自分には料理をする時間やエネルギーを(そして、知識)はないと思っていても、料理が日々の暮らしから消えるのは耐えられないのだ。

 本の著者は、カリフォルニア大学バークレー校のマイケル・ポーラン教授。有名な「雑食動物のジレンマ」を書かれた方です。

 ここ最近、料理について似たような思いを巡らしていたこともあり、上下巻からなる「人間は料理をする」の本には、たちまち線が引かれていきました。 

 読後、キッチンに猛烈に立ちたくなる本です。本の帯のコピーもいいですね。 

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人間は料理をする・上: 火と水

人間は料理をする・上: 火と水

 

 

人間は料理をする・下: 空気と土

人間は料理をする・下: 空気と土

  • 作者: マイケル・ポーラン,野中香方子
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2014/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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雑食動物のジレンマ 上──ある4つの食事の自然史

雑食動物のジレンマ 上──ある4つの食事の自然史

 

 

雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史

雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史