読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夜食日記

食品研究者が夜中に「食」についてつらつら綴る日記。専門は、分子レベルの「食品学」「調理学」「栄養学」。「クックパッド食みらい研究所」特別研究員。分子料理・分子調理ラボ(www.molecular-cooking-lab.net)を主宰しています。食ほど体と心に影響を及ぼすものはないと思いませんか。

誰かのために闘う人間は、

 今朝の河北新報朝刊。↓

f:id:yashoku:20130927084040j:plain

f:id:yashoku:20130927084059j:plain

f:id:yashoku:20130927090431j:plain

f:id:yashoku:20130927090452j:plain

 MSN産経ニュース*1より。

被災者に元気を-震災で噴き出した「東北の底力」

 

 97敗という記録的な黒星街道を刻んだ1年目。オリックス、近鉄の球団合併の余波で生まれた新球団は、敗残の哀愁に満ちていた。知将、野村克也氏を監督に迎えた平成18~21年の4シーズン、チームは戦場での知恵を身につけていった。それでも長く染みついた「弱者」の色。それを変えたのは、23年3月11日に起きた東日本大震災だ。

 激震に見舞われたのは、星野仙一氏が新監督に就いたシーズンの開幕前。選手全員と家族の無事は確認されたが、本拠地・仙台のKスタ宮城は照明灯などが損壊し、一時は関西での主催試合を余儀なくされた。

 球団を育んだ東北の危難は、選手の顔つきとマインドを戦う集団のそれへと変えた。震災後、初の本拠地開催となった同年4月29日の試合。2万を超える観衆の前で、当時の選手会長、嶋基宏捕手(28)は被災者とともに闘う覚悟を、この言葉に込めた。

 「絶対に見せましょう、東北の底力を」

 この年は5位に終わったが「がんばろう東北」を合言葉に、終盤までCS進出争いを演じた。震災以降、楽天はグラウンド内外で戦い続けてきた。試合前、募金箱を手にファンに支援を求めた選手たち。震災孤児のため、23年シーズンはチームが1勝につき100万円を積み立て、寄付する活動を行った。昨季終盤の10月には「がんばろう東北デー」と銘打ち、試合中に「がんばろう東北」と書かれた応援ボードを掲げた。

 今季から加入したアンドリュー・ジョーンズ(36)、ケーシー・マギー(30)の両外国人選手はキャンプ前の今年1月、津波被害のあった宮城県名取市の中学校を訪問。震災の爪痕を目の当たりにした2人は、本塁打1本につき5万円を寄付する支援活動を続けている。

 岩手県普代(ふだい)村出身の銀次内野手(25)は言う。「僕らは野球という形でしか、夢を届けられない。それでも、被災地に元気を届けられるのは自分たちしかいないと思ってやってきた」。嶋は、復興に向けて汗を流す人々の背中から、貴重な教訓を読み取った。「誰かのために闘う人間は強い」と。被災地に寄り添い続け、ようやくつかんだ栄冠。歓喜の雄たけびは、東北の夜空にもこだましたはずだ。(浅野英介)

  そう、自分以外の「誰か」を思える人間は強くなるのだと思います。