夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

果物の一番甘い部分はどこなのか?

 夏の終わりが近づいて来ました。

 湿度が低下し、空気が次第にクリアーになっているのが、通勤時に見る木々の緑色と空の青色の「彩度」から感じます。

 真夏の暑い時期、汗をたっぷりかいた後にいただいた冷え冷えのスイカやモモなどのみずみずしいおいしさはじつに格別でした(遠い目)。

 夏の終わりの独特の物悲しさを感じますが、秋もブドウやナシなどのおいしい果物がしっかりと控えていることに目を向けたい今日このごろです。

 このブログでも何度か話題にしていますが、勤務先の大学1年次配当科目に「基礎ゼミ」という少人数教育の演習があります。

 今年度の前期に行われたその基礎ゼミで、学生と「スイカの真ん中って甘いよね」とか「果物の一番甘い部分はどこだろう?」という話になり、「じゃあ、測ってみよか!」ということで『いろいろな果物の甘い部分を糖度計で探ろうぜ』というミッションを課しました。

 事前の予測と測定した結果の考察を踏まえて、基礎ゼミの最後に各自プレゼンをしてもらいました。

 ある学生のそのパワーポイント(一部改変)を紹介しましょう。

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 考察が正しいかはまあ別として、自分なりに頑張っていろいろ調べて考えたことがわかる発表です。

 測定部位の数がn=1と少なかったのは、測定後に食べる部分がなくなるのを恐れたからでしょう…。

 これからの秋は、ブドウ狩りやリンゴ狩りなどの味覚狩りのシーズン。秋の果物の甘さを自分の「舌メーター」で“測定”したいものです。

 

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