夜食日記

食品研究者が夜中に「食」についてつらつら綴る日記。専門は、分子レベルの「食品学」「調理学」「栄養学」。「クックパッド食みらい研究所」特別研究員。分子料理・分子調理ラボ(www.molecular-cooking-lab.net)を主宰しています。食ほど体と心に影響を及ぼすものはないと思いませんか。

対戦相手を“食べて”応援するということ

 ワールドカップ(W杯)出場を目指すサッカー日本代表が、ただいまオーストラリアと対戦中。

 もちろん、“国民の義務”として応援してますよ。

 よく、「対戦相手国の料理を食べて応援」というニュースを目にします。

 南アフリカのワールドカップでは、例えば「打倒デンマーク!」に向けてデンマーク産の豚肉やチーズを使った料理を食べるという報道を覚えています。

 今朝も通勤中に聞いているラジオで、オーストラリア産の「オージー・ビーフ」を食べようとか、オーストラリアに生息する「コアラ」にちなんで、「コアラのマーチ」を食べて応援する!といったいうわけのわからない話が出ていました。

 海外でも似たような話があるんですかね。

 “対戦相手”を食べて応援するということに、何か民族的というか文化的なものを感じます。

 ドラゴンボールに出てくる、孫悟空達の最強の敵といえば、魔人ブウでしょうが、彼は相手をどんどん食べて強くなっていきます。

 民話や昔話にも、似たような話がたくさんあると思います。

 “食べる”ということが、体の中に“取り込む”ということですので、強い敵ほどその象徴的なものを“食いたく”なるのでしょう。

 いま0-0でハーフタイム中。さてっと、急いで「コアラのマーチ」でも買ってこようかな。

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