夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

出張講義@山形県立鶴岡北高校

 出張講義の依頼があり、山形県立鶴岡北高等学校に行って来ました。

 私の職場のある宮城県仙台市からお隣の山形県庄内地方にある鶴岡市までは、高速道路を使って約2時間半のといったところです。

 鶴岡に行く前にGoogleマップで場所をチェックしましたが、鶴岡北高校周辺には、鶴岡南高校、鶴岡工業高校、山形大学農学部、慶應義塾大先端生命科学研究所などの学校群が密集していました。

 予定より若干早めに着いたので、鶴岡北高校の近くにある鶴岡公園(鶴ケ岡城跡)を散策しました。↓

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 鶴岡北高校は、明治30年に東北では2番目、山形県では最初の公立高等女学校として創設され、今年度で116周年を迎える由緒ある進学校です。歴史的経緯もあり、女子高のようでした。

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 「栄養」についての講義を依頼されましたので、私の専門の「オーダーメイド(テイラーメイド)栄養学」の話をなどをいろいろな例を用いてわかりやすく話しました。

 45分の授業を2回行いましたが、普段の大学の授業の90分の半分でしたので、かなり駆け足の授業となってしましましたね。

  模擬講義後、高校の先生とお話する時間がありました。

 少子化もあって、鶴岡北高校は、再来年度から男女共学化される予定とのことでした。

 また、いい人材を育てても流出する一方で、なかなか地元に戻ってくる子が少ないということも仰ってました。この気持ちは大学人の私もよく分かりますね。

 私の勤務大学は公立大学(正式には公立大学法人)なので、地元出身の学生たちが多いのですが、地元の就職先が限られるため、本人は地元に残りたくても、他の場所に出て行かざるを得ないことが少なからずあります。

 もちろん、地方を離れて東京などの都会に行きたい学生もいますが、最近は、地元志向の若者が多くなっているような印象を私は持っています。

  若者が自分の希望で地方に留まったり、故郷に戻れるようになるには、新たな職の創世が必須でしょう。

 自分の研究室の学生には起業家精神を養うために、キャンパスベンチャーグランプリのようなものに応募するように言ったりしていますが、大学全体で学生が積極的に起業にチャレンジするような仕組みが必要だなと感じます。

 まぁ、卒業後すぐに会社を起こさなくても、「将来、自分でベンチャーを」という選択肢が頭の片隅にでも持ってもらえればなと思います。

  山形自動車道のサービスエリアから見た「月山(がっさん)」。↓

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  6月になり暦の上では夏になりましたが、いまだ雪が残っていました。