夜食日記

食品研究者が夜中に「食」についてつらつら綴る日記。専門は、分子レベルの「食品学」「調理学」「栄養学」。「クックパッド食みらい研究所」特別研究員。分子料理・分子調理ラボ(www.molecular-cooking-lab.net)を主宰しています。食ほど体と心に影響を及ぼすものはないと思いませんか。

「食とニューロ・マーケティング ~文理融合の新領域~」

 本日の午後、勤務先の大学で外部講師による講演がありました。学内に、その案内のポスターが以前から貼ってありました。

 講演は、私と同じフードビジネス学科の都先生の「食品マーケティング戦略演習II」の講義の一環として行われ、授業を取っていない学生・院生や全教員にも公開していただきました。

 講師は、カルフォルニア工科大学教授の下條信輔先生で、講演タイトルは、「食とニューロ・マーケティング −文理融合の新領域−」という大変興味深いものでした。

 脳神経科学から人間の経済行動を理解しようとする「神経経済学」が、数年前から「ニューロ・マーケティング」としてビジネス界から注目されています。

 下條先生には、fMRI(機能的磁気共鳴断層撮影)などの新しい技法による購買行動の予測の成果などをエキサイティングにお話していただき、専門外の私も大変刺激を受けました。

 私の専門は、分子レベルの食品学と栄養学でまるっきりの理系ですが、同じ学科にこの「ニューロマーケティング」をご専門とする韓国出身の都先生もいらっしゃって、宮城大学産業学部フードビジネス学科の「食」研究の守備範囲は、広いなぁとあらためて感じました。