夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

昆虫食入門

 おととい、6月4日は、「虫の日」でした。

 昆虫採集を趣味に持つ著名人の方はたくさんいらっしゃいます。昆虫少年が、そのまま昆虫の研究者となった友人もいます。

 「虫」と私の専門「食」を結びつけるのであれば、必然的に「昆虫食」となるでしょう。

 最近、このような本を本屋で見かけました。↓

 私はこの本の「帯」↓に思わず“やられて”買ってしまいました。

 アブラゼミは、ナッツ味。

 こんなインパクトのあるキャッチコピーを見たのは久しぶりです。歴史に残る秀作かもしれません。

 中身は、決してゲテモノ喰いの話ではありません。「おわりに」の文を抽出してみます。

いまや「飽食の時代」は過去のものとなり、「選食の時代」とも呼べる時代に移りつつある。生命維持に最も大切な「食」を自らが選び取ることは、実は自然で自明な行為といえる。本書を読まれた方は、昆虫もその選択肢の一つであることをご理解いただけたのではないか。

 そういえば、だいぶ前に私のブログでも「フューチャーフード、昆虫」という記事を書いていました。

 アブラゼミは、本当にナッツ味なのか、試したいような、試したくないような…。