夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

中華料理を“ワッフル化”する 〜餃子ッフルと焼きそばッフル〜

 前回のつづき。

 中華料理のワッフル化(ワッフライズ)に挑戦。

 もはや日本食として定着しているので「中華」といっていいのかわかりませんが、愛すべき庶民食ともいえる「餃子」と「焼きそば」をチョイス。

 餃子は皮から作製、焼きそばはかた焼きそばにして海鮮あんかけ風に。

餃子 × ワッフルメーカー = 餃子ッフル


中華麺 × ワッフルメーカー = 焼きそばッフル


感想

 “餃子ッフル”は、思いのほか、いい“出で立ち”に(120%主観)。

 ただ焼くタイプ(写真:左)と、焼き+蒸しタイプ(写真:右)の2種類を作りましたが、ただ単に焼いただけのほうがクリスピーでおいしかったです。

 ワッフリングによって皮から具からはみ出てしまうのを恐れて、皮を厚めに、具を少なめにしました。

 世には焼き餃子、水餃子、蒸し餃子、揚げ餃子など数々あれど、ワッフル餃子がなかったのが不思議です(それともすでにあるのでしょうか?)。

 “焼きそばッフル”は、市販の袋の焼きそば麺をほぐさずに、そのままワッフル化することで、いい焼き目がつきました。

 前回のブログにも書きましたが、ワッフルメーカーには焼きながら蒸す効果があるので、焦げ目がつかないところにもきちんと火は入ります。

 あんかけにして味わうと、麺の焦げ目がついたところとついていないところの食感が違って、おもしろい味でした。

 今回の“小麦系”のワッフル化に手応えを感じているとともに、料理のワッフル化の“やりすぎ”にあたり、家族の冷ややかな目が気になる今日この頃、皆さまにおかれましてはいかがGWをお過ごしでしょうか。ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

 次回につづく。