夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

イタリア料理を“ワッフル化”する 〜ピザッフルとパニーニッフル〜

 前回のつづき。

 イタリア料理といえば、ピザでしょう。

 ピザをワッフル化(ワッフライズ)してみます。

 ピザは、ピザの代表格のトマトソース、バジル、モッツァレラチーズのマルゲリータと、オニオンとブラックオリーブのシンプルピザの2種類。生地は、非発酵系のクリスピータイプで。

ピザ生地 × ワッフルメーカー = ピザッフル


ビザ生地2枚 × ワッフルメーカー = パニーニッフル


感想

 “ピザッフル”は、わかってました。上から押したら、焦げて、くっ付くだろうってことは。

 案の定、そうなりました。そして、思ったよりも形がワッフル化しませんでした。

 その対策が、パニーニ調にしてワッフル化することでした。“パニーニッフル”は、良い感じに焼けたので、まぁ成功ですかね。発酵系の生地ではないので、ややおやき風(おやきッフル)ですが…。

 ワッフルメーカーは上と下からのダブル熱源ですので、ピザのように上と下が非対称系の食べものには、向いていないのでしょうね。

 “ワッフリング”中、ワッフルメーカーの横には隙間があるので、そこから蒸気が逃げていきます。上と下から焼きつつ、多少蒸し焼きにする効果があるのがワッフルメーカーという調理器具の特徴なのでしょう。

 ワッフル化ということが、少しづつわかってきたような気がします。

 次回につづく。