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夜食日記

食品研究者が夜中に「食」についてつらつら綴る日記。専門は、分子レベルの「食品学」「調理学」「栄養学」。「クックパッド食みらい研究所」特別研究員。分子料理・分子調理ラボ(www.molecular-cooking-lab.net)を主宰しています。食ほど体と心に影響を及ぼすものはないと思いませんか。

「大震災を生き抜くための食事学」本日発売

 本日3月9日、株式会社主婦の友社より『必ず来る!大震災を生き抜くための食事学 3.11東日本大震災 あのとき、ほんとうに食べたかったもの』が発売されます。

 この本は、東日本大震災後の多くの人との「交わり」によって生まれました。

 「食品研究者の夜食日記」というこの“ゆるい”ブログで、3.11の東日本大震災後は、目の前で起こっていることを記録し、そして自分の中の気持ちを整理するために、震災時の「食」に関することをブログにアップしていました。

 そのときのいくつかの記事が、この本の基盤になっています。料理に例えるならば、ブログの記事は味のベースになる“だし”となりました。

 ブログで、読んでいただいた方からコメントなどをいただきました。そのコメントからまた感じることも多く、「食」の多面性の勉強になりました。この本を書く刺激を与えてくれた、私のブログの読者の皆さまにまずお礼を申し上げます。

 また、このブログを通じて、3.11東日本大震災『「私はこうして凌(しの)いだ」〜食の知恵袋〜』の冊子作成や交流イベントを企画した「仙台ひと・まち交流財団」の仙台市内各市民センターの8名の職員の皆さまと出会いました。

 その交流イベントでの講演内容を考える過程で、この本のビジョンが固まり、“下ごしらえ”ができあがりました。

 職員の皆さまの「私たちが経験したことを後世に伝えていくんだ」というほとばしる熱いオーラから、私は多くのエネルギーをいただきました。市民センターの皆さまに、深く感謝申し上げます。

 そして、私のブログや交流イベントを通じ、主婦の友インフォス情報社の安藤隆啓さんと編集プロダクション八月社の安藤明さんと出会い、この本の企画が立ち上がりました。

 私が何とか “一皿の料理”を作り上げることができたのは、ひとえに安藤明さんから激励と的確なご意見をいただいたおかげです。心からお礼申し上げます。

 本を出版するという“調理”行程に携わっていただいたすべての関係者の皆さま、さらに巻頭カラーベージに写真を提供してただききましたNPO法人20世紀アーカイブ仙台ならびに画像提供者の皆さまにも心から感謝致します。

 3月9日ですので、心から最大限の「サンキュー」を皆様に申し上げます。

 また、発行元から本日の河北新報の朝刊に広告を打ってもらいました。

 まだまだ震災で苦しんでいる方が大勢いる中、私のボケた写真が載るのは正直気が進みませんでしたが、明後日で「1年」を迎えるにあたり、「これから笑顔で前を向いて行こう」という決意表明だとご理解して頂ければと思います。