夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

「2つの山」を超えて

 2月16日(木)、17日(金)と所属学科の卒論発表会が行われました。私の研究室では以下の卒論テーマで6名が発表を行いました。

  • 卵製品の品質・機能向上を目的とした鶏卵卵白のプロテオーム解析によるマーカー探索
  • 保存食・非常食としての「ガラス化卵」に関する研究
  • 鶏卵卵黄ホスビチンによる炎症性腸疾患の予防・改善効果に関する研究
  • 豆腐の大豆タンパク質のプロテオーム解析~新規物性を有する豆腐の開発に向けて~
  • パンの品質向上のための小麦タンパク質のプロテオーム解析
  • 腫瘍壊死因子-α(TNF-α)に対する卵黄抗体の抗炎症効果について

 全員立派な発表・質疑応答でした。高めのハードルを飛ぶことを要求しましたが、みんな乗り越えてくれました。

 所属学科は、「文理融合」なので「食」の幅広い研究の報告が行われます。私は、食のマーケティングに関することなどは素人なので、2日間でだいぶ「文系」の勉強になりました。今年は震災関係の卒論テーマもたくさんありました。

 卒論関係の仕事は、発表会で峠を越し、あとは印刷体の卒論を仕上げるのとサンプル整理、ノート・データの提出で終わりになります。今年度もそろそろ「フィナーレ」です。

 もう一つの仕事の山も、先日峠を越しました。これで、ブログの更新が滞りがちだったわけですが。

 私の大好物のビールは、年中美味しいですが、卒論発表後の打ち上げ時に飲むビールは、一年の中でも最も美味しいビールのうちの一つです。昨晩の打ち上げ時のビールも格別でした。