夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

“故きを食べて、新しきも食べる”温故知新的「新旧おみやげコラボ」

 先日の角館高校での模擬講義の帰りに高速のサービスエリアで買ったおみやげ2つを紹介。

 一つ目は、「横手焼きそば」と「きりたんぽ」が一つの箱に入ったおみやげ。

 意外とありそうでなかった、新旧秋田おみやげ同士の組み合わせ。もちろん一緒に食べるわけではなく、それぞれ2食分入っているというちょっと便利なおみやげ。

 昔、秋田の名物といえば、「きりたんぽ」が真っ先に浮かぶ方が多かったと思いますが、一昨日のB1グランプリで「横手やきそば」が優勝してから、認知度はほぼ互角になってきたでしょうか。

 もう一つは、「あいがけ神代(じんだい)カレー」。

 最近、秋田発のB級グルメとして、全国的にも知名度が上昇中のカレーです。「あいがけ神代カレー」は、新旧のカレーを同時に楽しめるというものです。

 先ほどお昼に頂きましたが、昔の黄色いカレーの味が新鮮でした。また、新旧のカレーを混ぜ合わせて味を変えられるのもいいものですね。

 私の住む宮城県の新旧コラボみやげといえば、「牛タン入り笹かまぼこ」でしょうか。笹かまぼこが昔ながらの仙台や宮城のおみやげでした。牛たんはここ最近急激に伸びた仙台土産のホープです。

 意味合いがちょっと違うかもしれませんが、「故きを温ねて、新しきを知る」“温故知新”的なおみやげ、もっと正確にいえば「故きを食べて、新しきも食べる」“食故食新”的なおみやげが、個人的にとても惹かれる今日この頃です。