夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

くるみが脳の力を高める“ブレインフード”?

 以前、このブログで脳を活性化する”食”、すなわち「ブレインフード*1に関する記事を書きました。

 その時、ブレインフードをイメージしやすいように、脳の形に似た「くるみ」の写真↓を挿絵に何気なく使いましたが、今日偶然にも「そのくるみがサイエンス的にもブレインフード」という記事*2を発見しました。

米国アンドリューズ大学の研究により「くるみは学生の脳の力を高める可能性を発見」

 カリフォルニア くるみ協会(本部:米国カリフォルニア州フォルサム)は、『ブリティッシュ・オブ・ニュートリション』9月号にて発表された米国アンドリューズ大学の研究者の最新の研究で、くるみは、「推論的論証能力」(特に間違いから正解を発見する能力)を改善することが判明したと発表した。

 古今東西「ブレイン・フード(健脳食)」として評価されるくるみだが、この発見により、来る受験シーズンに向け朗報となりそうだ。

■研究レポートへのアクセス
http://journals.cambridge.org/walnuts

(以下略)

 くるみは、オメガ3(n-3系)脂肪酸が、他のナッツと比べてを多いことが知られており、また、オメガ3脂肪酸は、動脈硬化、がん、糖尿病、高血圧などの生活習慣病予防に有効と考えられています。

↓ナッツ類に含まれるオメガ3(n-3系)脂肪酸(1.5オンス=約42g当たり)*3

 私は、くるみのオメガ3脂肪酸なり他の成分が「どのように脳機能に影響しているのか、分子レベルで説明」されないと納得はできないですね。けど、面白い研究です。

*1:[http://d.hatena.ne.jp/yashoku/20100118/p1:title=受験生のための”ブレインフード”] - 食品研究者の夜食日記

*2:[http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000003365.html:title=米国アンドリューズ大学の研究により「くるみは学生の脳の力を高める可能性を発見」]|カリフォルニアくるみ協会のプレスリリース

*3:[http://www.californiakurumi.jp/health/omega3.html:title=オメガ3(n-3系)脂肪酸 - くるみの健康効果]│カリフォルニア くるみ協会