夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

就"食"活動

 大学3年生の就職活動がピークを迎えています。

 毎年、就職先人気企業ランキング*1*2が発表されていますが、ここ数年、景気に左右されない食品企業の人気が高まっています。

 私が勤務している「宮城大学 食産業学部 フードビジネス学科」は、看板に食(フード)を掲げていることからもわかるように、「食」を中心として学ぶ学部学科ですので、学生の希望就職先の多くは「食」関連の企業です。

 食とは特別関係の無い学部からも食品企業に学生が集中し、人気が加熱すると、競争が激化し(十分激化していますが)、多くの学生は大変です。それでも、今年の学科の4年生は、超氷河期と言われながらも就職率100%を達成しました。

 就活に関する報道はネガティブなものが多いため、今の3年生の就職に対する危機感が高いのは私にも伝わってきます。倍率何千倍というのがザラな世界ですから、就活はうまくいかないことのほうが当たり前です。心折れずに粘り強く頑張って欲しいものです。一教員としてできることは限られていますが、可能なかぎり応援したいと思っています。

 「生活していく」ことを「食べていく」といいますが、”職”を得ることは文字通り生きるための”食”を得ることでしょう。

 人の生命維持を支える食関連の職に就くことは、

    • 人になくてはならないものを提供すること
    • 人に喜びを与えること
    • 人から感謝されること

という点で他の業種よりもアドバンテージがあるのかなと思います。

*1:[http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000002955.html:title=「2012年卒マイコミ大学生就職企業人気ランキング」調査結果を発表] | 株式会社 毎日コミュニケーションズ

*2:[http://www.diamond-lead.co.jp/ranking11/index.html:title=大学生が選んだ就職先人気企業ランキング2011]