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夜食日記

食品研究者が夜中に「食」についてつらつら綴る日記。専門は、分子レベルの「食品学」「調理学」「栄養学」。「クックパッド食みらい研究所」特別研究員。分子料理・分子調理ラボ(www.molecular-cooking-lab.net)を主宰しています。食ほど体と心に影響を及ぼすものはないと思いませんか。

食べ物が美味しい土地ほど、郷土愛が強くなる!?

食旅 食と社会


 仙台は、昨日と今日「青葉まつり」でした。祭りの様子を見て感じたことを一つ。

 日本人は他の国と比べると愛国心が薄いといわれますが、地方の祭りやJリーグの試合の応援などを見ると、生まれ育った土地への”郷土愛”は強くなっているような気がします。

 郷土愛に熱い方と話をすると、必ずといっていいほどその土地の食べ物を自慢されることが多いです。特産品、生産量が日本一の食べ物、B級グルメなど。

 じゃらんリサーチセンターが2010年3月30日に実施したご当地調査の"ご当地愛ランキング"によると、地元への愛着度が最も高かったのは沖縄県で、以下、北海道、京都府、福岡県、宮城県と続くようです*1

 郷土愛が強い都道府県は、「食べ物がおいしい」というイメージが抱きやすい土地です。食べ物に特徴がある地方や美味しい地方ほど、この郷土愛が強くなると感じるのは私だけでしょうか。

 情報化時代の現在、全国的に情報格差は小さくなりました。物質的にも、大抵のものがオンラインショッピングで買えてしまう時代です。

 各地域の持つ最大の特徴は、その土地でしか手に入らない食材であり、おみやげなどの食べ物であり、そこでしか食べられない地方料理でしょう。違いの出やすい食べ物は、地元への帰属意識というアイデンティティーを最も感じやすい対象なのかもしれません。

 宮城県は”牛タン”という全国的にみても強いカードを持っているのが、郷土愛の強い理由の一つではないでしょうか。

*1:[http://jrc.jalan.net/jrc/cal09.html:title=JRCの観光に関する調査報告] | [http://jrc.jalan.net/:title=じゃらんリサーチセンター.net]