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夜食日記

食品研究者が夜中に「食」についてつらつら綴る日記。専門は、分子レベルの「食品学」「調理学」「栄養学」。「クックパッド食みらい研究所」特別研究員。分子料理・分子調理ラボ(www.molecular-cooking-lab.net)を主宰しています。食ほど体と心に影響を及ぼすものはないと思いませんか。

宇宙で「すし」パーティー

料理・調理 食の未来

 現在、宇宙にいる野口聡一さんは、Twitterで宇宙での生活の様子を“つぶやく”とのことで実に楽しみですが、私個人的にはこちらの方が断然気になります。↓

三つ星級のロシア宇宙食、野口さん「スープおいしい」

 【バイコヌール(カザフスタン)=緒方賢一】宇宙飛行士の野口聡一さん(44)が、ロシアの宇宙船ソユーズで21日に国際宇宙ステーション(ISS)へ旅立つ。

 ロシア語を操り、日本人で初めてソユーズの操縦もする野口さんは、ボルシチなどの伝統料理を採り入れたロシア製宇宙食も楽しみにしている。

 宇宙での長期滞在記録では、米国を圧倒的にしのぐロシア。飛行士の活力となる宇宙食についても、「三つ星」の味をめざしてきた。ISSでの宇宙食は現在、軽食を含めた1日4食で計21000ルーブル(約6万3000円)。高級グルメだ。

 8種類のスープにビーフストロガノフ、半生にしたリンゴやモモのデザートなど、豊富なメニューが8日で一巡する。「医学生物学問題研究所」(モスクワ)で宇宙食を開発するアレクサンドル・アグレーエフ栄養・消化研究部長が「飛行士に大人気」と太鼓判を押すのは、風味のあるクルミ入りカッテージチーズとマッシュポテト。野口さんは「スープがとてもおいしい」と話す。

 お酒好きのロシア人飛行士にとってつらいのはアルコールの禁止だが、アグレーエフ部長によると、こっそりお酒を宇宙に「密輸」した飛行士もいたそうだ。

(2009年12月19日 読売新聞)

 ソユーズでの一日の食事が、約6万3000円もするとは、驚きですね。オーダーメイドの食事なので、まあそれぐらいはかかるのでしょう。ただ、いくらおいしくても同じものを食べ続けたら飽きるでしょうね。
 宇宙空間でお酒は厳禁だと思いますが、ちょっとの量のお酒は、閉鎖空間での抑圧された生活をリフレッシュするのにはとてもいいのかもしれません。しかし、こっそりと「お酒」を宇宙に持っていけるものなのでしょうか?
 また、野口さんはこんなことも言ってました。

「宇宙で『すし』握るのが楽しみ」野口さん

 今回は野口さんのアイデアで、すし用の具材を宇宙に持って行くこともあきらかにした。「一緒に行く2人も、宇宙で『すし』を食べるのを楽しみにしている」と語った。すしネタとしては乾燥したツナなどが用意されており、野口さんが握って各飛行士に振る舞うという。さらに、正月飾りを紙で作り、「宇宙ステーションで日本のお正月を再現したい」とも語った。

(2009年12月20日01時20分 読売新聞)

 実際に、野口さんは、モスクワ市内の日本料理店ですしの握り方を”修行”しています。

野口宇宙飛行士、すしの握り方教わる

 今月21日にロシアの宇宙船ソユーズで国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう野口聡一宇宙飛行士(44)が5日、モスクワの日本料理店ですしの握り方を教わった。

 野口さんは6カ月に及ぶISS滞在中、3月のひな祭りにチラシずしを作る計画。別の機会に握りずしを振る舞うことも、同僚たちに約束している。

 5日は、店長の草野誠司さん(60)から「ご飯を多く取りすぎない」「2本指を使うと握りやすい」などと指導を受けて、サーモンをネタに8貫握った。今や国際的に人気の高いすしで、同僚クルーの心もつかめるだろうか?

 【モスクワ大前仁】

毎日新聞 2009年12月6日 20時40分

 「ちらしずし」や「握りずし」のほかにぜひ「のり巻き」もつくっていただきたいですね。宇宙空間でののり巻きは、かなり難易度が高そうですが、地上に帰還後は野口宇宙飛行士の『宇宙巻き』または『スペースロール(Space roll)』として売り出してほしいものです。カリフォルニア巻き(California roll)を超えるヒットになることは、間違いありません。

 野口さんの出身地である神奈川県茅ケ崎市の皆さん、どうですか、このアイデア!