夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

食べられる!?レーシングカー

 年末恒例、アメリカTIME誌の名物企画「TIMEが選ぶ2009年発明ベスト50」から。「食」にまつわる発明品を紹介します。

 「食べられるレースカー(The Edible Race Car)

 レーシングカーが、環境に「良い」イメージは抱かれにくいですが、環境にちょっとでも「優しく」なることはできるでしょう。
 イングランド ウォーリック大学(University of Warwick)が、フォーミュラー3レース用にそんな「環境フレンドリー」な車を開発しました。名前は「ワールドファーストF3(WorldFirst F3)」。
 ハンドルはニンジンの繊維、サイドミラーはジャガイモのデンプン、ブレーキペダルはカシューナッツの殻からできています。さらに、チョコレートと植物油を混ぜたバイオディーゼルで走るという・・・。

 「レーシングカーが走らないのが、環境には一番優しいよね」というつっこみは、ここでは止しておきましょう。

 他の「食」関係の発明品としては、「水槽飼育のマグロ(The Tank-Bred Tuna)」、「垂直農法(Vertical Farming)」、「食肉農場(Meat Farms)」などがありました。どれも「食べられる車」ほどのインパクトはないですね。