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夜食日記

食品研究者が夜中に「食」についてつらつら綴る日記。専門は、分子レベルの「食品学」「調理学」「栄養学」。「クックパッド食みらい研究所」特別研究員。分子料理・分子調理ラボ(www.molecular-cooking-lab.net)を主宰しています。食ほど体と心に影響を及ぼすものはないと思いませんか。

食品保存

塩レモンブームに乗って、「塩ブドウ」を作ってみたら…

今年、万能調味料として大ブームを巻き起こしている、塩レモン。塩レモン関係のレシピ本を本屋でたくさん見かけます。 さらに、そのブームに乗って現在、塩トマトや塩たまねぎなど“塩◯◯”シリーズが続々と登場しているようです。 秋は果物の一番おいしい季節…

「清流」10月号に記事が載りました

清流出版さんの月刊誌「清流」の10月号において、「震災食」に関する記事を特別企画として取り上げて頂きました。 事前に研究室までお越しいただいて、大変丁寧に取材して頂きました。雑誌全体を拝見しても、多くの方に丹念に取材し、誠実に作られている雑誌…

「生きのびる食」@食文化誌ヴェスタvesta

生きのびたい

災害時の「お菓子」の“意義”@読売新聞

読売新聞の「くらし・家庭面」に掲載されている「今どきのお菓子」というシリーズ。 本日の朝刊で「震災後 備蓄用で注目」というタイトルの記事が載りました。 事前に取材を受け、私のコメントが掲載されました。 「災害時のお菓子の役割」について興味ある…

「震災と食」の講義 @京都大学

先週、東大での第一回タマゴシンポジウムの後、すぐ移動して新幹線に乗り、京都へ向かいました。 次の日、京都大学のグローバル生存学大学院連携プログラムの「生存基盤食料学」という大学院講義の一コマを担当するためです。 私は、その講義の中で「震災と…

震災時、ココロをほっとさせた「甘いもの」

東日本大震災から丸2年。多くの人が手を合わせる姿を見、声を聞きました。 このブログで書きたいことはたくさんありますが、色々な感情が錯綜しましたので今はやめておきます。 代わりに、独立行政法人の農畜産業振興機構さんが発行している「砂糖類・でん…

「たのしくそなえるラジオのじかん」@秋田

3.11東日本大震災からもうすぐ2年。またあの時を振り返る機会が多くなりました。 電気・ガス・水道などのライフラインが断たれた東日本大震災の後、私の唯一の情報源は「ラジオ」でした。スマホを持っていましたが、電池はあっという間に切れ、電源探しに一…

東京都北区食育講演会「大震災を生き抜くための食事学 〜モノとココロの備え方〜」

最近、日本のあちこちで地震活動が活発化しており、漠然とした不安を抱えている方が多いのではないかと思います。 先週の2月2日の土曜日、「震災と食」に関する東京都北区主催の講演を行ってきました。場所は、王子駅近くの「北とぴあ ペガサスホール」にて…

「おしどりミルクケーキ」保存食

「おしどりミルクケーキ」というお菓子をご存知でしょうか。 パリパリっとした食感が特徴の板状のミルク菓子です。パッケージはこちら。↓ パッケージを見て「あっ、見たことある!」と思った方もいるのではないでしょうか。 山形県の高畠町にある日本製乳株…

日本農業新聞に掲載されました

東日本大震災から1年6ヶ月経った、おとといの9/11付の日本農業新聞に記事が掲載されました。 「備える、生かす 次の災害のために」というタイトルで、いつ、どこで発生するか分からない次の災害のために、どのように食を備え、どう活用したらいいのかにつ…

「NHK生活情報ブログ」に載りました

防災の日の前の8月30日に、NHK首都圏ネットワーク(午後6:10〜7:00)に出演させていただいたことは、前のブログに書きました。 その放送の内容が、本日のNHKさんの「NHK生活情報ブログ」に掲載されました。 2012年09月07日 (金) 災害時の食の備えこの時期、…

福島民報1面コラムに掲載されました

先週の防災の日の9/1(土)、私の出身地である福島の地方紙「福島民報」の1面コラム「あぶくま抄」に、私の拙著「大震災を生き抜くための食事学」のことを掲載していただきました。 福島民報社さんのWebに、そのコラムの全文が載っています。 あぶくま抄(…

モノよりもココロガマエを

今週、日本食品科学工学会での発表で、札幌にきています。 昨日のシンポジウムのひとつに【防災フォーラム】「東日本大震災に学ぶ大災害時の “食” と健康」―二次災害としての健康被害を防ぐために―というのがあり、聞いてきました。 モヤモヤしたものを含め…

NHK「首都圏ネットワーク」に出演しました

防災の日を前に、昨日8月30日にNHKの首都圏ネットワークに出演しました。 首都圏ネットワーク番組Memoより http://www.nhk.or.jp/shutoken/net/memo.html 8月30日 (木) ■ 暮らしなっとく「災害に備えた食糧の備蓄」 ◇災害時に役立つ食品についてアドバイス…

読売新聞に記事が掲載されました

明日の防災の日(9/1)を前に、本日8/31の読売新聞朝刊で、私の拙著「大震災を生き抜くための食事学」で紹介した「常備蓄」に関する話題を掲載していただきました。 くらし面の減災生活 食事編 「中」というシリーズで、記事タイトルは、食べたら補充「常備…

「そば粉製品≒めんのそば」なのはなぜか?

前のブログで『一日三食そばでもいい「そば喰い」にとって、…』と書きましたが*1、そば好きの多くは、「麺の蕎麦“切りそば”が好き」という意味であって、決して「そば粉をお湯で練った“そばがき”が好き」というわけではないでしょう。 先日、私が担当してい…

NHK「サキどり」に出演しました

本日の午前8:25〜8:57のNHK総合テレビ「サキどり↗」*1に出演しました。 「来て!見て!そして忘れないで 震災の記憶」*2というテーマで、被災地でのツアーや震災時の食事に関する内容でした。 私のこれまでのブログでも何度も触れてきた仙台ひと・ま…

日本食品科学工学会@仙台

第58回の日本食品科学工学会が、9/9(金)〜9/11(日)に仙台の東北大学川内北キャンパスで行われました。 なか日の10日(土)に行われた第3回研究小集会の卵の部会で、講演させていただく機会をいただきました。 今、私の研究室のメインテーマの一つである…

日本のマヨネーズのおいしさの秘密

先日、キューピッドをマスコットキャラクターにするマヨネーズやドレッシングなどを製造する会社の研究所の方とお話する機会がありました。 そこでお聞きしたマヨネーズの品質向上に関する技術というのは、驚愕ものです。 多くの食品は、空気中の酸素によっ…

マーマレードの母

英国の人気オーディション番組で世界的に有名となったスーザン・ボイルさんは、スコットランド出身ということなので、スコットランド女性にまつわるある食品の開発物語を紹介したいと思います。 1700年代のある冬、激しい嵐がスコットランドの東海岸を襲いま…

1千年前のマンモスの肉

大昔の昆虫が美しい琥珀に閉じ込まれた姿で発見されることがあります。映画「ジュラシック・パーク」でも琥珀に埋もれた蚊からDNAを抽出するシーンがありました。 また、完璧な保存状態のマンモスが永久凍土層から姿を現すこともあります。1799年、ある…

「へしこ」の科学的解明

福井県の特産「へしこ」をご存じでしょうか。へしことは、鯖に塩を振って糠漬けにした郷土料理で、若狭地方の伝統料理です。 私は一度だけ食べたことがあります。塩味がかなりきついですが、辛口の日本酒によく合います。そんな「へしこ」の製造方法に科学の…

何千年も前のハチミツをなめようとしたら…

1800年、エジプトで発掘調査をしていた考古学者がハチミツの入った大きな壺を発見した。開けてみると、何千年も経っているにもかかわらず、中のハチミツはまったく変質していなかった。考古学者は、なめてみようとして壺に指を突っ込んだ。すると、ハチ…

乾燥食品の歴史

紀元前1万二千年には、エジプトの下ナイルで砂漠の熱砂を利用して魚や鳥肉の乾燥が行われていたことが分かっています。乾燥は効果的な食品の保存法でした。 紀元前1700年頃に最盛期を迎えた古代バビロニアでは、乾燥させて砕いた魚肉をポタージュに割り…