夜食日記

分子調理学者。料理・調理のメカニズムを研究する大学教授。著書に『料理と科学のおいしい出会い』(化学同人)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory』(講談社)など。分子料理・分子調理ラボ(http://molecular-cooking-lab.net)を主宰。関心は「食×科学×芸術」。

食の本・雑誌

「料理と科学のおいしい出会い」の韓国語版が発売されました

拙著「料理と科学のおいしい出会い」の韓国語版が発売されました。 編集者さんに何冊か送ってもらいましたが、表紙がかわいいです。 わりとハングルです。かなりハングルです。圧倒的にハングルです。 自分の名前の漢字しか読めません。 本文を見ると、イラ…

「料理と科学のおいしい出会い」の中国語(繁体字)版が発売

昨年6月に化学同人さんから「料理と科学のおいしい出会い」という本を出させていただきましたが、昨年末頃、台湾の出版社から中国語の繁体字(はんたいじ)版の翻訳オファーをいただいていました。 その翻訳本が本日、化学同人の編集者さんから送られて来ま…

NEW FOOD なにを、なぜ、どう、食べる?@WIRED

読みました。 おもしろかったです。WIREDさんぽい切り口の「未来の食」が並んでいます。ひとつひとつの特集で、ブログネタがいくつも書けそうです。 オフィシャルのサイトで概要は感じ取れるでしょう。 <a href="http://wired.jp/magazine/vol_17…

現代フランス料理科学事典

ご恵贈いただきました。 現代フランス料理科学事典 (栄養士テキストシリーズ) 作者: ティエリー・マルクス,ラファエル・オーモン,的場輝佳,八木尚子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/03/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見…

「パスタのゆで方 大実験!」@dancyu

先日、『dancyu』の最新号を送って頂きました。 dancyu(ダンチュウ) 2015年 04 月号 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日: 2015/03/06 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 巻頭の特集はパスタ。春が近づいてくると、私も「パスタララララン♪」っ…

もうすぐ本が出ます。『「もしも」に備える食』

管理栄養士、食育指導士、防災食アドバイザーの今泉マユ子さんと共著で『「もしも」に備える食 災害時でも、いつもの食事を』という本を出すことになりました。 「もしも」に備える食 災害時でも、いつもの食事を 作者: 石川伸一,今泉マユ子 出版社/メーカー…

月刊『化学』に寄稿しました

もうすぐ発売になる化学同人さんの月刊『化学』2015年2月号に、解説記事を寄稿させていただきました。 タイトルは、「夢の卵"デザイナーエッグ"を目指して ──個人の体質に合わせたテーラーメイド食品の開発」というものです。 <a href="http://www.kagakudojin.co.jp/book/b193052.html" data-mce-href="http://www.kagakudojin.co.jp/book/b193052.html">月刊化学 2015年2月号 - 株式会</a>…

「分子調理」のおいしい世界 第3回 @応用物理

応用物理学会の機関誌『応用物理』において、『「分子調理」のおいしい世界』の第三弾を掲載して頂きました。 ノーベル賞受賞式・晩餐会に同行された先生の臨場感のたっぷりの報告がとても興味深いものでした。 もう一つ、ノーベル賞受賞に際しての応用物理…

『Vesta(ヴェスタ)』に寄稿しました

食文化誌『Vesta』の最新号の第97号(2015年1月10日発売)に、記事を掲載して頂きました。 Vesta (ヴェスタ) 2015年 02月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会 発売日: 2015/01/10 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 特集は『やわらかい食…

「分子調理」のおいしい世界 第2回 @応用物理

応用物理学会の機関誌『応用物理』において、『「分子調理」のおいしい世界』の第二弾を掲載して頂きました。 第二回目の応用物理 第83巻 第12号 (2014)のタイトルタイトルは、『科学者が「料理」に出会うとき』というものです。科学者から見た料理の科学の…

「清流」10月号に記事が載りました

清流出版さんの月刊誌「清流」の10月号において、「震災食」に関する記事を特別企画として取り上げて頂きました。 事前に研究室までお越しいただいて、大変丁寧に取材して頂きました。雑誌全体を拝見しても、多くの方に丹念に取材し、誠実に作られている雑誌…

微妙に変化し続ける老舗の商品

先日、私担当の大学院の講義の中で、ある資料に書かれていた『老舗』という言葉を院生が「ろうほ?」と読んでいて、「“しにせ”って読むんだよ」というやりとりがありました。完全な当て字なので、読みにくい漢字ではあります。 私も20代前半ぐらいまで「手…

分子ガストロノミーの登場、分子調理の行方

編集者さんから見本本が送られてきました。うれしさのせいなのか、それとも暑させいなのか、顔のテカリが五割ほど増しています。 裏面。↓ 編集者さんによるコピー等が、帯の鮮やかなピンクのバックに浮かんでいます。 背表紙には「分子ガストロノミーの登場…

英国人が書いたこの本は「和食のバイブル」になるのではないか?

『英国一家、日本を食べる』という本の感想を以前書きましたが*1、その第二弾の『英国一家、ますます日本を食べる』、先ほど一気に読み終えました。 英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ) 作者: マイケル・ブース,寺西の…

「料理と科学のおいしい出会い」という本が出ます。

自然科学分野の書籍を発行している化学同人さんから「料理と科学のおいしい出会い: 分子調理が食の常識を変える」という本が出ることになりました。 化学同人さんのサイトでもこれから出る本として掲載されています。 表紙は、これからです。 料理と科学のお…

キッチンは自然界への魔法の扉。生き方を変えたいのなら、料理をしよう。

私たちが料理する時間は年々減り続けているといわれています。私自身の食生活を振り返っても、強く感じます。 しかしその一方で、テレビなどのメディアには料理に関する情報があふれ、人々の料理への情熱は全く衰えを知らず、むしろ増強されているようにも感…

かつてない“嫉妬”とかつてない“感謝”を感じた「食紀行本」

今までにない嫉妬と嬉しさ 英国一家、日本を食べる 作者: マイケル・ブース,寺西のぶ子 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2013/04/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (10件) を見る

「生きのびる食」@食文化誌ヴェスタvesta

生きのびたい

「ファッションフード、あります。」

「食」の研究をしていますが、日本人ほど食べものに興味がある国民はいないとつくづく感じます。 日本ほど世界中のいろいろ料理が食べられる場所は稀有であり、TVのチャンネルを回せがひっきりなしに食の情報が流され、レストランではいたるところで料理の写…

“鉄道食”な本3冊

旅がしたい。 新幹線で“びゅーっと”ではなく、飛行機で“さぁーっと”でもない、電車で“ガタンゴトンと”揺られながらのんびりとした旅がしたい。 目的地をきっちり決めずに「駅弁」片手に電車に乗り込んで、車窓からの景色をぼやーっと眺めながら駅弁のおかず…

「テーラーメイド食品」のインパクト 遺伝子で食をオーダーメイド@月刊「事業構想」

「事業構想大学院大学」*1という大学院大学をご存知でしょうか。 昨年2012年4月に、東京・表参道で開学したばかりの、事業アイデア立案から実現までの過程を指す「事業構想」を学ぶ専門職大学院です。 学長の野田一夫さんは、私の現在の所属機関である…

地域の在来野菜で作るレシピ集

先日の山形県の庄内地方の鶴岡に模擬講義に行った帰りにいくつかおみやげを買ってきました。「だだちゃ豆」のフリーズドライとせんべい。↓ だだちゃ豆といえば、鶴岡の在来エダマメの総称で、私にとってビールの最強のお供です。 だだちゃ豆とその親戚系統は…

史上最大の“炒飯”大実験

最近は、料理好きな男子もまったく珍しくなくなりましたね。勤務先の大学にも「料理男子」たちがたくさんいます。元「料理“男子”」だった私もこの時代の好ましい変化に感慨深いものがあります。 本屋に行くと、そんな料理男子向けの雑誌がたくさん並べられて…

ストレス時、女性は「過食」に、男性は「絶食」に向かう?

今日の大学1年生向けの少人数授業での話をひとつ。 「おいしさと食品開発」というテーマで、全7回の話をしていますが、今日のテーマは「おいしさの心理学」について、以前このブログでも紹介した「味わいの認知科学」という本のあるセクションについてディ…

ニューロガストロノミー Neurogastronomy

以前から気になっていた本が届きました。 「ニューロガストロノミー Neurogastronomy」という本です。ベンゼン環?をかたどったかわいい表紙です。 著者は、神経科学者のゴ​​ードン M· シェパード Gordon M. Shepherd。イェール大学医学部の教授で、Journal …

Modernist Cuisine モダニスト料理

「Modernist Cuisine」という料理本。とうとうやってきました。 これは、すごい! 今日届いたのですが、中身のグレードの高さに圧倒されました。写真の色鮮やかさ、随所にある調理道具ごと切った「断面図」、分かりやすい科学的視点。そして、予想以上に大き…

届いた!「分子料理レシピ本」と「分子料理キット」

今週は、毎日会議が入っている会議ウィーク。特に今日は、午前も午後も“会議ざんまい”でした。 会議が終わった夕方頃、大学の個人ポストに郵便物を取りに行くと、Amazonで以前注文したものが届いていました。 「Molecular Cuisine: Twenty Techniques, Forty…

奴隷制度から生まれたブラジルの国民料理

サンパウロで日系ブラジル人の方に街の市場を案内して頂いている時、ブラジルの国民的料理である「フェイジョアーダ」の話になりました。 「地球の歩き方」に次のように載っていたので、私もその料理のことなんとなくは知っていました。 フェイジョアーダ Fe…

「昆虫食」実践!@基礎ゼミ

このブログで何度も出てきていますが、所属大学の初年次教育に「基礎ゼミ」という、週1回、各教員のもとで行う少人数教育があります。 先月、その基礎ゼミが終わりましたが、今年は女性4名、男性1名の配属でした。 基礎ゼミの初回で、「最近読んだ印象的…

昆虫食入門

おととい、6月4日は、「虫の日」でした。 昆虫採集を趣味に持つ著名人の方はたくさんいらっしゃいます。昆虫少年が、そのまま昆虫の研究者となった友人もいます。 「虫」と私の専門「食」を結びつけるのであれば、必然的に「昆虫食」となるでしょう。 最近…